解説

和名:リュウキュウテングコウモリ
分類群:翼手目・ヒナコウモリ科
学名:Murina ryukyuana
方言名:
指定状況:絶滅危惧ⅠB類(EN)
分布:奄美大島・徳之島・沖縄島
特徴:
 南西諸島固有種。頭胴長4.5~5.5cm,前腕長3.4~3.8cm。体毛は黒褐色もしくは灰色である。翼は広くて短く,突き出た鼻が特徴である。
 昼間は樹の洞や木から垂れ下がっている枯れ葉の中,シダの葉の裏などで休息する。日没後に休息場所から飛び出し,飛んでいる昆虫などを食べる。
 奄美大島で樹の洞に生息するコウモリは,本種とヤンバルホオヒゲコウモリの2種だけである。
人との関わり:
参考文献:
・前田喜四雄.2008.「リュウキュウテングコウモリ」.『日本の哺乳類[改訂2版]』(阿部永,監).pp.60.東海大学出版会.
・松村澄子.2011.「リュウキュウテングコウモリ」.『コウモリ識別ハンドブック改訂版』(佐野明・福井大,監).pp.57.株式会社文一総合出版.
・松橋利光・木元侑菜.2018年.『奄美の生きもの調査 奄美の空にコウモリとんだ』.アリス館,40pp.
リュウキュウテングコウモリ(撮影:木元 侑菜氏)
リュウキュウテングコウモリ(撮影:木元 侑菜氏)