解説

和名:モモジロコウモリ
分類群:翼手目・ヒナコウモリ科
学名:Myotis macrodactylus
方言名:
指定状況:なし

分布:
北海道・本州・四国・九州・佐渡島・対馬・壱岐・福江島・種子島・奄美大島・徳之島

特徴:
 頭胴長4.4~6.3cm,前腕長3.4~4.1cm。体毛は背中が黒みがかった灰色で,腹は白っぽい。後ろ足は大きい。
 昼間は洞穴,使用されていないトンネル,防空壕などで休息する。日没後に休息場所から飛び出し,森林内などでハエ・チョウ・クモなどを食べる。
 コキクガシラコウモリやリュウキュウユビナガコウモリなどと一緒に集団を作って休む様子も確認されている。
 近年,奄美大島と徳之島で新たに記録されており,今後も奄美群島の他の島々で確認される可能性がある。

人との関わり:
参考文献:
・前田喜四雄.2008.「モモジロコウモリ」.『日本の哺乳類[改訂2版]』(阿部永,監).pp.36.東海大学出版会.
・佐野明.2011.「モモジロコウモリ」.『コウモリ識別ハンドブック改訂版』(佐野明・福井大,監).pp.48-49.株式会社文一総合出版.
・松橋利光・木元侑菜.2018年.『奄美の生きもの調査 奄美の空にコウモリとんだ』.アリス館,40pp.
アブラコウモリ(撮影:木元 侑菜氏)
モモジロコウモリ(撮影:木元 侑菜氏)