解説

和名:アマミアカガエル
分類群: 無尾目・アカガエル
学名:Rana kobai
方言名:
指定状況: 準絶滅危惧(NT)
分布:奄美大島・加計呂麻島・徳之島

形態:
 奄美群島固有種。全長3.0~5.0cm。頭から眼の後ろにかけてかかる黒色のラインは,鼓膜の後ろで下向きに折れ曲がることが多い。メスはオスよりも大きい。体色はメスが赤みが強く、オスは黄色である。
 平地から山地に生息し,森林内や林道などで活動する。
 11月~5月ごろの繁殖期には,河川の源流部や林道の水溜まりなどに,たくさんの個体が集まる。産卵場所の近くには,アマミアカガエルを食べるために,多くのヒメハブが集まる。繁殖期でない時期に見かけることは少ないが,まれに森林内で活動する成体や幼体を見ることがある。

人との関わり:
参考文献:
・内山りゅう・前田憲男・沼田研児・関慎太郎.2007.「リュウキュウアカガエル」.『決定版 日本の両生爬虫類』,pp.92-93.株式会社平凡社.
・松井正文.2016.「アマミアカガエル」.『ネイチャーウォッチングガイド 日本のカエル 分類と生活史~全種の生態、卵、オタマジャクシ』.pp.70-73.株式会社誠文堂新光社.
アマミアカガエル(オス)
アマミアカガエル(オス)
アマミアカガエル(メス)
アマミアカガエル(メス)